袱紗(ふくさ)はどこで買う?どこで買えるのか、おすすめ店舗をご紹介
更新:2022.08.19
お葬式へ香典を持参して参列するとき、香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参するというマナーがあります。
香典袋はコンビニでも準備できますが、袱紗ってどこで買って用意するものなのだろう?
お悩みになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、色々店舗を探し回って袱紗を探す余裕もない方へ、袱紗が販売されている主な店舗、そして価格帯や商品についてご紹介させていただきます。
袱紗とは
袱紗の目的
御祝儀や御香典を傷つかないよう、また折り目がつかないように保護するもの。
礼節と心遣いを示すために使用されます。
袱紗の種類は
風呂敷型、金封型があり、風呂敷型が格式の高いものとされています。
金封袱紗は略式になります。
袱紗の包み方は
爪付き袱紗、台付き袱紗の場合は、左開きになるように包みます。
金封袱紗の場合は、弔事なら左開き、慶事なら右開きにします。
袱紗の色は
弔事の場合・・・緑、紺、藍、灰など
慶事の場合・・・赤、朱、橙、桃など
※紫色の袱紗は、弔事、慶事、どちらもOK
袱紗について詳しく知りたい方は、下記の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
袱紗を買えるところ
今回、袱紗を買えるところで調べてみたのは、下記の店舗です。
・仏具店(三村松)
・ショッピングセンター(イオン、ゆめタウン)
・紳士服店(青山)
・ホームセンター(コーナン)
・ディスカウントストア(しまむら、ドン・キホーテ)
・100円ショップ(ダイソー)
仏具店(三村松)
・価格 ¥1,500〜¥8,000
・種類 20種類以上
・品質 ◎
・手軽さ △
・専門性 ◎
仏具専門店だから品揃えが段違いに多く、金封袱紗だけでなく格式の高い風呂敷型袱紗も販売されています。
色、柄の種類が多く、自分好みの一点をお求めの方は、仏具店で選ぶことをおすすめします。
店員さんも専門知識のある方なので、用途、シチュエーションに合わせて相談できるところもポイントです。
ショッピングセンター(イオン、ゆめタウン)
・価格 ¥1,500〜¥5,500
・種類 7〜8種類
・品質 ○
・手軽さ ◎
・専門性 ○
専門店に次いで価格帯が広く、品揃えも豊富です。(¥1,500、¥1,800、¥3,000、¥3,500、¥4,000、¥5,000,¥5,500)
複数の色から選ぶことができますし、慶事用、弔事用と用途に合わせた専用の袱紗を選ぶことができます。
基本的に一般的によく使われている略式の金封袱紗のみの取り扱いとなっています。
紳士服店(青山)
・価格 ¥3,000〜¥4,500
・種類 1〜2種類
・品質 ○
・手軽さ ○
・専門性 ○
品質は良いものが揃っています。こちらも略式の金封袱紗、色は慶事、弔事、両用の紫色のみ取り扱っています。
種類が少ないので、好き嫌いの好みは言っていられない、何でもいいから持っておきたいという方であれば問題ありませんが、色もしっかり選びたい方にはおすすめできません。
下記の画像が店舗に置いあてる商品になりますので参考にしてみてください。
こちらの良い点は、喪服と数珠と一緒に揃えられる点で、足を運べばお葬式に必要なものは全て揃います。
ホームセンター(コーナン)
・価格 ¥1,500〜¥2,000
・種類 2〜3種類
・品質 ○
・手軽さ ○
・専門性 △
種類は少ないですが、値段が手頃でお求めやすいのが利点です。
使用頻度が少ない方であれば、品質も十分に感じられると思います。
緊急時にお近くに店舗があれば、選択肢に入れて良いでしょう。
ディスカウントストア(しまむら、ドン・キホーテ)
・価格 ¥1,000〜¥1,400
・種類 1〜2種類
・品質 ○
・手軽さ ◎
・専門性 △
こちらも種類は少ないですが、お求めやすい価格で購入できます。
頻繁に使うことがなければ、必要十分な品質です。
緊急時に店舗がお近くにある場合は、選択肢に入れてみましょう。
ドン・キホーテは夜間(店舗によっては24時間営業)購入できるのも良い点です。
100円ショップ(ダイソー)
・価格 ¥100
・種類 1種類
・品質 △
・手軽さ ◎
・専門性 ×
100円ショップ、ダイソーも袱紗を取り扱っていました。
他を寄せ付けない圧倒的な低価格、店舗数が多いのでお求めやすさも利点です。
100円にしては上質ですが、1,000円以上の商品と比べれば、品質が劣ってしまうのは否めません。
しかし袱紗を何度も手に触った経験のある方なら、違いはすぐにおわかりになると思いますが、それ以外の方は比較して見比べないとわからない程度だとも言えます。
おそらく、今も皆さんが画像を見比べても、なかなか見分けはつかないでしょう。
お葬式の場面で袱紗が周囲の目に触れるのは一瞬ですから、品質はあまり気にしないという方はこちらでも十分事が足りるでしょう。
しかし時間に余裕があるのであれば、他店舗での購入がおすすめです。
袱紗を買える店舗の比較表
袱紗を買える店舗を一覧にまとめると下記のようになります。
金額 | 種類 | 品質 | 手軽さ | 専門性 | |
仏具店(三村松) | 1,500〜8,000円 | 20種類以上 | ◎ | △ | ◎ |
イオンモール・ゆめタウン | 1,500〜5,500円 | 7〜8種類 | ○ | ◎ | ○ |
紳士服 青山 | 3,000〜4,500円 | 1〜2種類 | ○ | ○ | ○ |
ホームセンター(コーナン) | 1,500〜2,000円 | 2〜3種類 | ○ | ○ | △ |
しまむら・ドン・キホーテ | 1,000〜1,400円 | 1〜2種類 | ○ | ◎ | △ |
100円ショップ ダイソー | 100円 | 1種類 | △ | ◎ | × |
場面別、袱紗を購入する時のおすすめ店舗
とにかく安く揃えたい時
安く揃えたい時は、100円ショップなら100円、一番安く済ませる事ができます。
品質が他に比べて落ちることには目をつむって、迷わずダイソーで購入しましょう。
先述したように袱紗がお葬式の場面で誰かの目に触れるのは、受付で香典を出す時の一瞬です。
その一瞬で周囲に見られる事がない限り、他人から指摘を受けることはまずないでしょう。
きちんとした良いものを揃えたい時
きちんとしたものを揃えたい方は、仏具店が一番おすすめです。
他は略式袱紗のみの取り扱いですが、仏具店なら風呂敷型袱紗が店頭にあります。
略式と本来の袱紗の違いなども、手にとって比較しながらお買い求めいただけます。
周囲に見られても恥ずかしくないものを揃えておきたい
他人から見られても恥ずかしくない一般的な袱紗を持っておきたいという方は、ショッピンセンター、イオンやゆめタウンがおすすめです。
いずれの商品も品質がしっかりしていますし、価格帯も1500円〜5500円の中から7〜8種類ありますので、好みの袱紗を選ぶ事ができます。
時間がない時
時間がない時は、袱紗が売っている一番お近くの販売店へ行きましょう。
最寄りの100円ショップのダイソー、ホームセンター、ディスカウントストア(しまむら、ドン・キホーテ)、イオンモール、ゆめタウン、紳士服青山に走りましょう。
袱紗以外にも揃えたいものがある時
袱紗以外にもお葬式に必要なものを揃えたい時は、イオンモール、そしてゆめタウンがおすすめです。
品質が良いこと、値段も種類も数種類から選べること、そして何より手頃な価格で全て揃える事ができる点です。
イオンモール、ゆめタウンであれば、男性なら礼服、白シャツ、靴、ネクタイ、数珠、香典袋、袱紗、全て揃える事ができます。
女性なら礼服、バッグ、数珠、香典袋、袱紗、靴、こちらも全て揃える事ができます。
また、お子さんがいらっしゃるご家庭であれば、お子様用もありますので、家族みんながここで揃える事ができます。
幅広い世代におすすめしやすい店舗なので、時間に余裕がある場合に一番おすすめです。
この記事を書いた人
廣田 篤 広島自宅葬儀社 代表
葬儀業界23年、広島自宅葬儀社代表。厚生労働省認定技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。前職大手葬儀社では担当者として 1500 件、責任者として1万件以上の葬儀に携わる。実母の在宅介護をきっかけに広島自宅葬儀社を立ち上げて現在に至る。広島市内だけでなく瀬戸内海に浮かぶ島々から、山間部の世羅町、神石高原町まで広島県内あらゆる地域の葬儀事情に精通する広島の葬儀のプロ。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。