お墓参りの時間は「日のあるうち」がベスト!開園時間にも注意を

更新:2022.07.22

お墓参りへ何時に行こうか、迷った経験はありませんか。

時間を午後遅くに設定して、年長者に叱られたことのある人もいるかもしれません。

お墓参りの時間には、昔ながらの決まりがあります。また、霊園によっては開園時間が定められているケースもあるため、注意が必要です。

お墓参りの時間について解説します。

お墓参りの時間には2つのしきたりがある

まずは、お墓参りの時間にまつわるしきたりについて押さえておきましょう。

年配の方と一緒に行くときはとくに、次の2つのタブーをおかさないよう、注意が必要です。

「ついでまいり」のタブー

お墓参りは、先祖に祈りを捧げる行為です。

よって古くから「先祖に敬意を払い、その日のどんな用事よりも優先すべき」という考え方があります。

この考え方に慣れて育った年配の方は、何かのついでにお墓参りをすることを嫌います。

よって「ちょうどお墓の近くに寄る用事があるから、命日も近いことだし、ついでにお墓参りをしよう」と考えたとしても、年配者をお墓参りに誘う場合は、本当の理由を言わない方が無難です。

「午後まいり」のタブー

「ついでまいり」の項で述べたように、お墓参りはその日のどんな用事よりも優先すべきことなので、午後にお墓参りをすることもタブー視されてきました。

これは、神社へのお参りにも通じる考え方です。

現代においても、初詣は1年の最初にすべきこととして、元日の真夜中に神社へ行く人が多く見られます。

ただし、ことお墓参りにおいては、午後のお参りも珍しくなくなってきました。

お墓が自宅から遠くにあれば、午前中のお墓参りは現実的ではありません。

また、開園時間の長い納骨堂においては、その日の勤務を終えてから手を合わせる人の姿も見受けられます。

どのような時間であっても、「お墓参りをしたい」という気持ちが大事です。

とはいえ、お墓が近所にある場合や、年配の方と一緒にお墓参りをするのであれば、なるべく午前中に設定しましょう。

お盆以外のお墓参りは、日のある時間帯に設定する

時計の時刻

タブーを踏まえた上で、まずは一般的なお墓参りの時間についてお伝えしましょう。

お盆以外、つまりお彼岸や命日などの節目に行うお墓参りの場合は、日のある時間帯に設定します。

日没後は足元が暗くなり、段差の多い墓地を歩くには危険が伴うためです。

春秋のお彼岸であれば遅くとも午後5時、冬場は午後4時頃までにお墓参りを済ませるのが理想です。

遠方から向かう際は、逆算して出発時間を定めましょう。

お盆のお墓参りは夕方、暗くなるまでに済ます

お盆のお墓参りは、他の時期とは違い、夕方に行います。ただし、8月13日の「迎え盆」と、8月16日の「送り盆」では、時間帯が若干違います。

「迎え盆」は、先祖をお墓まで迎えに行くためのお墓参りを指します。

13日からお盆が始まるので、家に先祖をお迎えするための飾り棚や供物を用意したうえで、先祖をお墓から家にお連れするのです。

よって、お迎えするための支度が済んでからお墓参りへ行くことになりますが、かといってお迎えが遅くなりすぎるのも失礼に当たるとされています。

迎え盆のお墓参りは、午後5時頃までに済ませるのがベストです。

一方で「送り盆」は、先祖を家からお墓まで送ってゆくためのお墓参りを指します。

送り盆のお墓参りは、あまりに早い時間帯だと「先祖に早く帰れと急かしているようで、失礼に当たる」とされています。

とはいえ、やはり暗くなる前に済ませなければなりません。遅くとも6時半頃までを目処としましょう。

なお、当日の服装について気になる方は、下記の記事も合わせてご覧ください。

霊園や納骨堂の開園時間に注意する

お墓参りの時間について考えるときに注意したいのが、霊園や納骨堂の開園時間です。

屋内施設である納骨堂はもちろんのこと、霊園であっても開園時間以外はお墓参りを受け付けていないことがあるため、しっかり確認しましょう。

タイプ別に解説します。

寺院墓地のほとんどは開園時間がない

一般的に、寺院が直接管理しているような墓地には、開園時間は設けられていません。

日没までに行きましょう。

いつでも開放されている霊園では、管理事務所や売店の営業時間に注意

門がなく、出入り自由な霊園であれば、いつでもお墓参りが可能です。

ただし管理事務所や売店の営業時間は、多くが午後5時まで、冬場は4時半までなど、外が暗くなり始める頃を目安としています。

お花や線香を忘れても、営業時間を過ぎていては買えません。注意しましょう。

門がある霊園では開園時間をしっかり確認

入口に門扉が設けられている霊園では、開園時間以外は霊園には入れない可能性が高いため、あらかじめ時間をしっかり確認しておきましょう。

とくに冬場は日没が早いため、開園時間が短く設定されている可能性があります。

納骨堂は開園時間が長い可能性がある

屋内施設である納骨堂は、開園時間以外にはお参りができません。

しかし、日没を過ぎてもお墓参りが可能なので、開園時間が長めに設定されている可能性があります。

なかには、午後9時までお参りが可能な納骨堂も。確認してみましょう。

お墓参りは余裕を持って時間設定を

以上、お墓参りの時間について解説しました。

お墓参りは、服装を整えたり、持ち物を準備したりして、思いのほか支度に時間がかかります。

時間を設定したら、余裕を持って準備に取りかかりましょう。

持ち物について気になる方は、下記の記事で詳しく紹介していますので、よかったら合わせてご覧ください。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験、散骨を推進するNPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験、遺品整理関係の著書・サイト制作サポートなどから、終活全般に強いライター。ファイナンシャルプランナー(2級)。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。ほか週刊現代WEBなどサイトへの終活関連コラム寄稿、クロワッサン別冊「終活読本」の監修や、令和6年5月発刊「ESSE」6月号のお墓特集を監修している。

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