葬儀は何時間くらい?どのくらいかかる?気になる所要時間を解説

更新:2022.06.21

葬儀に参列することになった時、何時間程度かかるのか、その後のスケジュールを考えた場合に気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

帰宅時間、家族への連絡、電車の予約、さまざまなことで時間の把握は必要になります。

この記事では、葬儀に参列した場合に発生する拘束時間について解説させていただきます。

葬儀に参列したらかかる所要時間

葬儀に参列したら何時間かかるのか。

これはあなたの立場によって時間は異なります。

あなたが一般参列者で通夜へ参列する場合

関東の方関東以外の方
通夜1時間〜2時間40分〜50分

関東以外の地域では、通夜式は閉式後にすぐに帰宅となりますので通夜が始まる時間から40〜50分と考えると良いでしょう。

関東にお住まいの方は、通夜式では焼香終了後に通夜振る舞いをいただいてから帰宅となります。

通夜が始まる時間から1時間〜2時間を考えておくと良いでしょう。

あなたが一般参列者で葬儀へ参列する場合

関東の方関東以外の方
葬儀1時間〜1時間30分1時間〜1時間30分

どちらにお住まいの方も、葬儀に参列する場合は1時間〜1時間半をみておきましょう。

葬儀告別式自体は1時間程度ですが、その後ご出棺までお見送りして散会となるのが一般的です。そのため1時間30分みておくと良いでしょう。

あなたが親族で通夜へ参列する場合

関東の方関東以外の方
通夜1時間〜3時間40分〜3時間

ご親族の方は、通常通夜式と通夜振る舞いへ参加するのが一般的です。

通夜式自体は40分〜50分、通夜振る舞いは1時間〜2時間が目安です。

時間に幅があるのは、現在コロナ禍では通夜振る舞いは自粛している葬儀社が多くあります。

後通夜振る舞いを行わず、通夜式終了後に解散となることも多くあります。

当日、通夜振る舞いの有無で拘束時間も異なってくるので、事前に通夜振る舞いの有無を確認しておくと良いでしょう。

あなたが親族で葬儀へ参列する場合

関東の方関東以外の方
葬儀4時間〜5時間4時間〜5時間

葬儀告別式に親族として参加する場合、出棺後に火葬場へも同行するのが一般的です。

火葬の待ち時間、収骨の時間、葬儀場に戻る時間などが発生します。

全て合わせると4〜5時間を目安にみておくと良いでしょう。

但し納骨を行う予定があるなど、地域や当日の流れによっては、6時間〜7時間かかる場合もあります。

通夜の流れと所要時間

開式18時、19時が一般的
読経
焼香
(法話)お寺の法話の有無があります
導師退場
喪主挨拶ここまでで40分〜50分
通夜振る舞い通夜振る舞いは1時間〜2時間

■開式  

始まる30分前には到着するようにしましょう。

香典を受付へ出すのも開式前に済ませます。

■読経

司式者による読経が始まります。

■焼香

司会者の案内にしたがって焼香をします。

順番が来るまで待機しましょう。

関東では焼香終了した方から順に別室に移動して、通夜振る舞いをいただきます。

■法話

お寺による法話が行われることもあります。

特に浄土真宗では通夜の法話は一般的です。

■導師退場

お寺が退席され通夜閉式となります。

■喪主挨拶

通夜に参列いただいた方々へ喪主様から挨拶があります。

ここまででおよそ40分〜50分が平均です。

■通夜振る舞い

親族を中心に通夜の食事をいただきます。

1時間〜2時間行われます。

葬儀の流れと所要時間

開式10時、11時に始まることが多い
読経
焼香
導師退場ここまでで40分〜45分
弔電拝読
喪主挨拶
献花
出棺ここまでで1時間〜1時間30分
火葬場へ移動移動の時間
火葬1時間〜2時間待ちます
収骨ここまでで3時間〜4時間
葬儀場に戻る移動の時間
散会ここまでで4時間〜5時間
※スケジュールの一例です。地域によって異なります。

 

■開式

始まる時刻を確認し、30分前には到着しておきましょう。

通夜で香典を出していない方は、開式前までに受付へ香典を出しておきましょう。

■読経

司式者による読経が始まります。

■焼香

司会者の案内にしたがって順番に焼香を行います。

■導師退場

読経を終えるとお寺は退席されます。

葬儀はここで終了、40分〜45分が目安です。

■弔電拝読

関係各方面からお寄せいただいた弔電を司会者が読みます。

ここから告別式になります。

■喪主挨拶

葬儀に参列いただいた皆様へ喪主様が挨拶を行います。

■献花

出棺前に参列者が故人へ花を手向けます。

■出棺

霊柩車へ棺を乗せ、火葬場へ向かって出棺します。

ここまでで1時間〜1時間30分が目安です。

■火葬場へ移動

自家用車やマイクロバスなど、火葬場への移動が伴います。

■火葬

火葬に平均1時間〜2時間かかります。

案内が来るまで静かに待ちます。

■収骨

親族が交代で遺骨を拾い、骨壷に収めます。

■葬儀場に戻る

葬儀場に戻ります。

葬儀場に自家用車や荷物があるなどで戻るのですが、戻る理由がない方は、ここで散会でも構いません。

しかし葬儀場に戻って初七日法要が行われる、葬儀場から移動して当日に納骨が行われることもあります。

喪家のスケジュールを確認しておきましょう。

■散会

葬儀場に戻って法要などがない場合は、ここで散会となります。

法要がある場合は、法要が終わり次第、散会となります。

納骨をこの後に行う場合や精進上げとして会食を行う場合もあります。

地域の風習や喪家の考え方や都合などでスケジュールはさまざまです。

前もって確認しておくと良いでしょう。

喪家に尋ねるのが難しい場合は、葬儀社のスタッフに尋ねてみるのも一つの方法です。

この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界23年、広島自宅葬儀社代表。厚生労働省認定技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。前職大手葬儀社では担当者として 1500 件、責任者として1万件以上の葬儀に携わる。実母の在宅介護をきっかけに広島自宅葬儀社を立ち上げて現在に至る。広島市内だけでなく瀬戸内海に浮かぶ島々から、山間部の世羅町、神石高原町まで広島県内あらゆる地域の葬儀事情に精通する広島の葬儀のプロ。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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