一日葬の流れと場面別の注意点|喪主になった時
更新:2022.04.16
コロナ禍において一日葬が、他者との接触機会を減らして葬儀を執り行えるということで、増加傾向にあります。
この記事では、この先でご家族にご不幸が発生して遺族になるかもしれないと考えるお立場の方で、一日葬に関心のある方へ、一日葬を行った場合の流れや場面別の注意点についてご説明をさせていただきます。
予め把握しておくことで、わからないお葬式への不安が少しでも軽減されることを願って解説させていただきます。
一日葬とは
まず一日葬とは、従来お葬式は通夜式と葬儀告別式の2度儀式が行われるものでしたが、通夜式を省き、葬儀告別式のみとした形です。
2度集まる場があったのが1度になるため、他者との接触機会を減らして葬儀を行える点が、コロナ禍で注目されることになりました。
その他にもご遺族の負担軽減、参列者の負担軽減にも繋がるメリットがあります。
デメリットとしては、司式者の理解が得られるかどうかという問題があります。
では一日葬を行う場合、どんな流れで進むのかを見ていきましょう。
一日葬 前日の流れ
まず一日葬をする場合の初日です。翌日に一日葬を控えていることになります。
この日は、夕方から行われる通夜式が省略されるのでありません。
主に翌日の葬儀告別式に向けた準備を行います。
・葬儀社との打ち合わせ
・お布施や火葬料などの現金の準備
・参列者へ日時の連絡
・故人を見守る
・喪服の準備
・会場のチェック
一日葬 前日の注意点
遺族の動きは、通常の葬儀と変わらない
通夜式がないので夕方から行われる儀式はありません。しかしご遺族の動きとしては、日中の動きに関して、通常の葬儀と変わることはあまりありません。
夜の食事をどうするか
夜食を葬儀社へ依頼するのか、自分達で用意するのか、家族だけで行うのか、親しい者を招くのか、考えておきましょう。
翌日の弁当をどうするか
翌日の弁当を用意したい場合、葬儀社へ依頼する場合も家族で用意する場合も、この日に段取りは済ませておきましょう。翌日、式前の注文は時間的に大変厳しいと言えます。
会場のチェック
葬儀社は翌日の葬儀告別式の会場準備を行います。会場のチェックはこの日に行うことになります。会場の席順もおよそ決めておきましょう。
香典の取り扱いをどうするか
喪主が何も言われない場合、翌日の参列者は香典を持参される可能性は高いです。もし香典をお断りされる意向を持っている場合は、日時を伝える際にその旨を伝えておく必要があります。
また、香典を受け取る場合は、会葬礼状、会葬御礼を準備するのかどうかも葬儀社と相談して決めておきましょう。
供花物をどうするか
供花物の注文をする場合は、この日に済ませておかないといけません。翌日の葬儀告別式の前に注文は、時間的に難しいので断られるリスクが高いです。
注文締切りの時間を葬儀社に確認しておきましょう。
参列予定者の把握
参列予定者は、火葬場へ同行するのか、喪主は事前に把握しておく必要があります。想定される人数によって用意する食事の数が決まります。
また、自家用車で同行するのか、バスを用意する必要があるのか、把握することも大切になります。
このように一日葬は、一日だけと簡単そうに見えますが、前日に行っておかないといけない注意点は、たくさんあります。
一日葬 当日の流れ
次に一日葬の当日、葬儀告別式が行われる日を解説していきます。
当日に行われること
・葬儀会場へ集合
・葬儀告別式
・出棺〜火葬場〜収骨
・後飾り
一日葬 当日の注意点
湯茶の用意を確認
一緒に集まってくれた参列者へ食事を振る舞う場合は、湯茶の用意をどうするかも葬儀社へ確認しておきましょう。湯茶の設備が整っている火葬場は多いです。
どこで解散するか
解散をどこで行うか、考えておきましょう。
1収骨後、火葬場で解散
2収骨後、葬儀場へ戻って初七日法要を済ませて解散
3収骨後、一旦自宅へ集まって解散
これだけでなく、様々なケースがあります。葬儀社が事情を踏まえた上でのアドバイスを行ってくれるはずですので、相談を前もってしておきましょう。
書類は大切に保管
火葬終了後、火葬場職員から火葬(埋葬)許可証を受け取ります。納骨の時に必要になりますので、大事に保管しましょう。
一日葬の正しい認識
これから一日葬をお考えの将来喪主になるかもしれないあなたへ、正しい認識を持っていただきたいので、ここで一日葬についてまとめさせていただきます。
参列者が関わるのは一日でも、遺族が関わるのは二日間
一日葬というのは、全工程が一日で行われるので、参列者にとっては一日だけに感じます。
しかし遺族にとっては、通常の葬儀と変わらず2日間で行われます。
感染リスク軽減には有効
他者との接触機会が1度だけになるのが一日葬です。
通夜式を省いて葬儀告別式のみと、儀式が一度になるのが一日葬。他者との接触機会は一度になりますので、感染リスク軽減には有効です。
ぶっつけ本番、リスクは増します
集まるのが一度なのでぶっつけ本番とも言えますので、想定外の事態が起こるリスクは増します。
葬儀告別式当日に予想された通りの方々が集まるのか、予想よりも多いのか、蓋を開けてみないとわからない点があるのが一日葬です。葬儀は結婚式と違い、前もって招待状を送るものではありません。
そのため、前もって弁当の数をいくつにするべきか、会葬御礼やハガキの枚数は何枚用意するか、通夜式があれば一度皆が集まるので、およその見当がつきやすいのですが、一日葬では難しい面があります。
一日葬は家族葬が最適
不測の事態が起きづらいのは、予め参列者が把握しやすい小規模な葬儀です。一日葬は小規模な家族葬に向いているといえます。
小規模な葬儀であれば、ゆっくり送ってあげることも可能
家族だけで堅苦しい儀式ではなく、ゆっくり送ってあげたいという方にはおすすめできます。家族だけであれば弁当の数や会葬御礼、供花などで頭を悩ますこともなくなります。
通夜式が無いのも、接待する時間や精神的負担が軽減されるとプラスに作用する方もいらっしゃると思います。
特に1日目は礼服を着用する必要もありません。
そのためお悲しみの中、本来非日常な時ですが、いつもと変わらない日常の延長線で故人様とご家族様だけでゆっくりお過ごしいただくことが出来るでしょう。
最後の思い出になるかけがえのない時間になるはずです。
以上で一日葬の流れについてのご説明は終わりますが、下記の記事では、一日葬のメリット、デメリット、費用について詳しくご紹介させていただいてます。合わせてご覧いただくとより理解が深まるはずです。
広島自宅葬儀社の一日葬プラン
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