葬儀の事前準備で確認しておきたい9つのチェックリスト

更新:2022.06.13

葬儀の事前準備でしておきたいこと

1.宗旨の確認
2.菩提寺の連絡先確認
3.親族の連絡先リスト作成
4.列者の範囲を決める
5.葬儀を行う場所を決める
6.香典の取り扱い
7.遺影写真作成用の写真を準備
8.本人の住所、本籍地、生年月日の確認
9.予算を把握する

1.宗旨の確認

もしもの葬儀をどのような葬儀形式で行うのか、仏式で行うのか神式で行うのか、あるいは無宗教で行うのかを確認しましょう。

これまでご先祖がどのような葬儀を行なってきたのかを知ることが手がかりになる場合もあります。

ご自身でわからない場合は、叔父叔母に尋ねてみるなども手段の一つです。

家に仏壇があれば、葬儀社など専門家が見ればすぐにわかることもあります。

特定の宗派が決まっていない場合、選択はご家族の自由になります。

読経があったほうが良いとお考えの場合は、仏式を選択して葬儀社に寺院を紹介してもらうことも可能ですし、読経は不要ということであれば無宗教で行うのも方法の一つです。

2.菩提寺の連絡先確認

お付き合いのあるお寺がある場合、お寺の連絡先を把握しておきましょう。

万が一の時に連絡をして葬儀を依頼するためです。

メモをしておく、携帯電話の電話帳に登録しておくのがおすすめです。

3.親族の連絡先リスト作成

もしもの時に親族へ連絡を行うのに手間取ることがないように、予め連絡先リストを作っておくのも良いでしょう。

連絡を行いたいのに連絡先がわからないと、時間ばかり経過してイライラするなどを防ぐことが出来ます。

スムーズに連絡が取れるように、携帯電話の電話帳に登録してあるかどうかを確認してみましょう。

4.参列の範囲を決める

葬儀にどこまでの範囲の方々に参列いただくか、イメージしておきましょう。

例えば親族には伝える、ご近所には伝えるけれど、家族葬で行いたいので参列は控えていただくなどです。

その他に友人はどうするのか、会社関係はどうするのか、考えておきましょう。

そうすることでおよその葬儀の規模がわかってきます。

5.葬儀を行う場所を決める

およその規模がわかれば葬儀を行う場所も検討してみましょう。

葬儀会館で行うのか、斎場併設の式場で行うのか、あるいは自宅やお寺で行う選択肢もあります。

家の近くの葬儀会館などが真っ先に思い浮かぶ方も多いと思いますが、付近の葬儀社を比較検討してみるのがおすすめです。

できれば一社だけでなく複数の葬儀社から選択することで、より葬儀への理解が深まります。

また直接相談に尋ねてみるのも良いでしょう。

自分達では気づけなかった新たな発見やアドバイスをもらえるはずです。

家族葬であれば広いスペースを必要としませんので、自宅で行うこともおすすめです。

不慣れな葬儀だからこそ、自分達のいつも過ごしている場所で行うことで葬儀への不安も和らぎますし、ご本人が喜ばれる場合もあります。

6.香典の取り扱い

香典を葬儀の場で受け取るのか、受け取らないのかを考えておきましょう。

何もお伝えしない場合は、参列者は慣習として香典を持参するものです。

香典をお断りしたい場合は、葬儀の日時を伝える際に合わせて伝えるのが一般的です。

近年の家族葬では香典をお断りするケースも増えています。

7.遺影写真作成用の写真の準備

葬儀場で祭壇中央に飾られる遺影写真、その元になる写真の用意が必要です。

現像した写真でもデータでも構いません。

データの場合は、USBメモリに保存しておくといざという時にすぐ葬儀社へ渡せます。

最近では携帯電話の中に写真が保存されていることも多くなりました。

その場合は、葬儀社へメールを送信して作成してもらうことも可能です。

実際に制作段階に入ると背景は消せますし、背景や衣服は加工が出来ます。

ですから複数名で写った写真でも背景がいまいちでも構いません。

本人の表情が良いものを優先して選びましょう。

8.本人と喪主になる方の住所、本籍地の確認

万が一の時は、死亡届の提出を葬儀社が代行してくれるのですが、その際にご本人と喪主になる方の住所、本籍地、生年月日の記入を求められます。

特にご本人の本籍地は急に尋ねられても答えられないという方もいらっしゃるでしょう。

予め確認しておくことをおすすめします。

わからない場合は、役所で確認するのも一つの方法です。

9.予算を把握する

事前準備を行うにあたって予算の把握は大切です。

漠然といくらお金が必要なのか、わかっていないと不安を覚えてしまうものです。

インターネットで相場を知ることも可能ですが、おすすめなのは実際に葬儀社に見積もりをお願いすることです。

同じ葬儀社でも葬儀が異なれば代金は異なります。

それはご要望がそれぞれ異なるからです。

そして葬儀は葬儀社への支払いだけではありません。寺院のお布施、戒名料なども必要になることも多いものです。

総額でいくら必要なのか、まだお時間がある方は概算で把握しておくことをおすすめします。

より良い葬儀の事前準備は情報共有をすること

ここまでのことを実際に行えば、ご自身の考えはかなり深まっているはずです。

今度はそれを身近な方々と共有しましょう。

近い親族と話し合い、考えをまとめる

配偶者、兄弟など近い親族と話し合い、自分の考えを伝えること、相手の考えを知ることが有意義な時間になります。

例えば、これまでにあなたが時間をかけて導き出した答えに対して、実際の葬儀当日に親族から異論が出た場合、双方にとって困ることもあります。

ほぼ任されている状態で細かく話す必要のない間柄でも「もしもの時は家族葬で行おうと思う、場所は○○葬儀場で考えているのだけど良いだろうか?」くらいは伝えておくと相手も心の準備ができて良いでしょう。

葬儀社へ伺い、事前相談を行う

近い親族との考えの擦り合わせが出来たら、休日のスケジュールを合わせて、一緒に葬儀社へ足を運び、事前相談をされるご家族様もいらっしゃいます。

個人的にはとても良い事前準備の方法だと思います。

近い親族と葬儀社、双方で考えの共有が図れますので、万が一の時にスムーズに事が進む可能性が高まります。

一番大きいのは精神的な負担の軽減です。

いざという時、事前にあれは伝えた、これも伝えているとなれば安心感が違います。

予算の把握も出来ていますし、流れもおよそ理解出来ています。

あとはそれを実行に移すことにのみ集中できるので、お別れに集中できる環境が整いやすいと言えるでしょう。

通常どこの葬儀社も無料で事前相談を行っていますので、ぜひ行ってみてください。

納得のいく最後のお見送りを実現するための重要な一歩となるはずです。

広島で事前準備のご相談は広島自宅葬儀社へ

広島県で葬儀の事前準備を考えているご家族様は、広島自宅葬儀社へお任せください。

葬儀社とわからないように配慮した形で広島県内全域のご家庭へ無料で訪問させていただくことも可能です。

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低価格な葬儀社になりますが、価格よりもサービスに最も自信があります。

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詳しくは弊社のホームページをご覧くださいませ。

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この記事を書いた人

廣田 篤  広島自宅葬儀社 代表

葬儀業界23年、広島自宅葬儀社代表。厚生労働省認定技能審査1級葬祭ディレクター。終活カウンセラー。前職大手葬儀社では担当者として 1500 件、責任者として1万件以上の葬儀に携わる。実母の在宅介護をきっかけに広島自宅葬儀社を立ち上げて現在に至る。広島市内だけでなく瀬戸内海に浮かぶ島々から、山間部の世羅町、神石高原町まで広島県内あらゆる地域の葬儀事情に精通する広島の葬儀のプロ。身内の死や介護の経験、数々の葬儀を通じての縁から「死」について考え、文章にすることをライフワークとしている。

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