お葬式で小学生はどんな服装がよい?マナーや注意点を解説

更新:2024.09.12

お葬式の服装といえば喪服ですが、子どもは大人用の喪服を着ることができません。

子どもの正装は制服なので、制服のある学校なら制服でお葬式に出られます。

しかし制服のない小学生の服装は悩ましいところです。

お葬式における小学生の服装について、マナーや注意点を解説します。

制服のない小学生、お葬式の服装はどうする?

お葬式では、大人は喪服、子どもは制服を着用するのがマナーです。

学校指定の制服は子どもの正装であり、お葬式だけでなく結婚式などのフォーマルな場で着用することができます。

制服がある小学校に通っている場合は、学校指定の制服を着用してお葬式に参列しましょう。

「靴下はお葬式だから黒にした方がいい?」と思いがちですが、靴下についても学校指定のもので大丈夫です。

靴は、なるべく派手な装飾やキャラクターものを避けてください。

しかし、多くの小学校には制服がありません。

よって親御さんは「何を着せたらよいものか」と頭を悩ませることになります。

お葬式はめったにないセレモニーなので、なるべく新調することなく済ませたいものです。

「大人の喪服に雰囲気を寄せる」ことを意識しよう

お葬式で小学生に何を着せるか迷ったら、全体的に「大人の喪服に寄せる」ことをイメージしてみてください。

黒を基調とした、カッチリとした服装です。

入学式や発表会、結婚式に出席した際に着用した服があれば、ぜひ活用しましょう。

光沢や装飾がなく、華やかなイメージの服でなければ、それで十分間に合います。

もし最近フォーマルな場に出たことがないなどの事情で、かしこまった印象の服がなければ、クローゼットから黒や紺、グレーの服を出し、なるべく無地に近いものをセレクトします。

次章からは、どのような服がふさわしいか、男女別、アイテム別にご案内します。

お葬式における小学生の男の子の服装

お葬式における小学生の男の子は、次のような服装にします。

気をつけたいマナーや注意点とともにお伝えします。

小学生 お葬式の靴

黒または地味な色のジャケットやカーディガン

トレーナーやセーターよりも、羽織り物を着用した方が、よりフォーマルな印象に寄せられます。

黒、紺、グレーなど落ち着いた色のジャケットやカーディガンがあればベストです。

キャラクターが描かれているものはなるべく避けましょう。

普段使いしているカーディガンでも問題はありませんが、毛玉があれば取り除いておきましょう。

白いシャツ

子ども用の白いワイシャツがベストです。

ワイシャツがない、他に着ていく機会がなく新調するのが惜しいという場合は、ポロシャツでも構いません。

襟付きの白いシャツを着用させるようにしましょう。

シャツを新調する時間がない、近くのお店に見当たらないなどお困りの場合は、手持ちの服の中で最も黒に近く、装飾のない無地の服を着せます。

ただしどんなに暑くてもタンクトップは避け、袖のついた服を着用しましょう。

防寒対策には、ベストを着用します。

ベストの色も、黒や紺、グレーなどとします。

ジャケットと揃いの、あるいは似た色のズボン

なるべく上下の印象を揃えられるよう、ジャケットの色に合わせたズボンを選びます。

男の子のフォーマルといえば半ズボンのイメージがあるかもしれませんが、半ズボンでも、長いズボンでも構いません。

季節に応じて選びましょう。

黒いズボンが複数あって選べるときは、生地をチェックしましょう。

スタンダードなコットン素材やチノパンなど、よりスッキリした印象の生地がお葬式にふさわしいといえます。

麻やジャージ、コーデュロイなどがカジュアルな雰囲気の素材は、なるべく選ばないようにしましょう。

白い靴下

子どもがお葬式で履く靴下は、白が一般的です。

とくに半ズボンを着用する場合は、白い無地のハイソックスを履きましょう。

長いズボンで足元が隠れる場合は、それほど色を気にする必要はありません。

ただ、赤や黄色など派手な色合いを選ばないように気をつけましょう。

子どもの靴下でとくに気をつけたいのは、汚れや破損です。

足裏部分の汚れが落としきれていなかったり、親指やかかとが薄くなっていたりしていませんか。

白い靴下の汚れは目立ちやすいものです。

不安な場合は靴下だけでも新調するのがおすすめです。

できれば黒いローファー

男の子の靴は、黒いローファーが理想的です。

ただ、小学生用の黒いローファーを持っている家はなかなかありませんし、新調できたとしても履き慣れていない場合は足元が心配です。

無理に用意する必要はありません。

もし身内のお葬式であるなどの理由で正式な装いにしたく、黒いローファーを履く場合は、履き慣れたスニーカーも持参しましょう。

儀式の間だけはローファーで過ごします。

黒いローファーを準備しない場合は、履き慣れた靴の中で最も地味なものを選びます。

光ったり、音が鳴ったりする靴は避けましょう。

髪はきちんとセットする

小学生の男の子は、髪さえきちんとセットすれば、服装が正式なものでなくてもフォーマルな印象になります。

いつもはラフでも、この日だけはワックスやジェルで前髪を撫でつけ、クセを押さえましょう。

夜にはシャンプーでしっかり整髪料を落としてあげてください。

お葬式における小学生の女の子の服装

女の子は黒いワンピースさえあればフォーマルな印象になるため、男の子よりも準備が楽かもしれません。

ただ、防寒対策のため中に着るものに迷ったり、キラキラしたものが好きな女の子の場合は靴下や靴、髪留めのセレクトに悩んだりしがちです。

黒または地味な色のワンピース

黒、紺、グレーなど落ち着いた色味のワンピースを着用します。

防寒のためワンピースの中に何か着せたい場合は、白いワイシャツや襟付きブラウスを、襟をきちんと外に出した状態で着せましょう。

襟の高いワンピースで、中に着るものをなるべく隠したい場合は、ワンピースと同じような色味のインナーとします。

ワンピースがなければ白いシャツと黒または地味な色のスカート

ワンピースがない場合、白いワイシャツまたはポロシャツに、黒や紺、グレーのスカートを合わせましょう。

スカートは膝丈程度の長めが理想的です。

ワンピースと似た色のジャケットやボレロ、カーディガン

ワンピースと揃いのジャケットやボレロがあれば着用しますが、女の子の場合、上着は必須ではありません。

ワンピースのまま参列させても構いません。

防寒のためワンピースの上に何か羽織らせたい場合は、なるべくワンピースの色味に合ったジャケットやボレロ、カーディガンを用意します。

白い靴下または黒いタイツ

白いハイソックスを着用します。

履き口にフリルがついていたり、ワッペンがついていたりするものは避け、無地を選びましょう。

寒さが気になる場合は黒いタイツを履きましょう。

ワンピースなので、中に毛糸のパンツを仕込んだり、ハーフパンツを履いたりとさまざまな防寒対策が可能です。

できれば黒い靴

足元は女児用の黒いパンプスが理想的です。

用意できない場合は、手持ちの靴の中で一番落ち着いた印象のものを選びましょう。

キャラクターやビジューなど装飾のないものがおすすめです。

光る靴、音の鳴る靴も控えてください。

肩より長い髪は黒いゴムでひとまとめに

肩より長い髪はひとまとめにしましょう。

ゴムは黒の無地が理想的です。

黒ゴムを持っていない場合、時間がないなら他の色でもやむを得ませんが、時間に余裕があるなら購入しましょう。

100円ショップやコンビニで手に入ります。

手持ちの服がない場合は知り合いから借りるなどして経済的に

子どもは成長するものです。

もし今回、お葬式のために新調しても、すぐに着られなくなってしまうかもしれません。

手持ちに適切な服がないと感じたら、まずは同じような年齢の子どもがいる友人や親族から借りられないか考えてみましょう。

また、子どものセレモニー服はレンタルサイトからレンタルしたり、フリマサイトから購入したりすることも可能です。

しかし通販を利用する場合は、配達日をしっかり確認しましょう。

お葬式に間に合わないという事態も十分に考えられるためです。

この記事を書いた人

奥山 晶子

葬儀社への勤務経験、散骨を推進するNPO「葬送の自由をすすめる会」の理事の経験、遺品整理関係の著書・サイト制作サポートなどから、終活全般に強いライター。ファイナンシャルプランナー(2級)。終活関連の著書3冊、監修本1冊。最近の著書は「ゆる終活のための親にかけたい55の言葉」オークラ出版。ほか週刊現代WEBなどサイトへの終活関連コラム寄稿、クロワッサン別冊「終活読本」の監修や、令和6年5月発刊「ESSE」6月号のお墓特集を監修している。

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