【広島県のお葬式】出棺後、火葬場での流れや注意点を解説します
更新:2022.02.11
広島県内には数多くの火葬場があります。それぞれの場所で設備や大きさは異なりますが、およその流れは同じです。
他県では火葬を済ませてから葬儀を行う地域もありますが、広島県は葬儀を終えてから火葬の流れになります。
この記事では、お葬式が終わって出棺した後、火葬場ではどのような流れで進むのか、
そしてどのようなことに注意していけば良いのかをアドバイスさせていただきます。
出棺〜火葬場〜収骨の流れ
1.出棺
葬儀場から火葬場へ向かう場面を出棺(しゅっかん)と言います。
喪主は霊柩車、その他のご親族は自家用車、マイクロバスなどで火葬場へ向かいます。
2.火葬場到着
火葬場へ到着すると、斎場職員が出迎えてくれます。
霊柩車から棺を降ろされ、斎場職員が棺を火葬炉まで運びます。
3.最後のお別れ
故人が火葬炉へ入る前に最後のお別れが行われます。
お別れの方法は火葬場により異なりますが、主に焼香(玉串奉奠)を行います。
この際にご対面出来る火葬場と出来ない火葬場があります。
お別れの後に火葬炉へ向かう故人をお見送りします。
4.待ち時間
火葬終了までおよそ1時間15分〜1時間30分かかります。
この時間は少し心休まる時間にもなります。
現在多くの火葬場が、待合室を設けているところが多く、施設内も綺麗であることから、この待ち時間に食事をする方が多いです。
食事は火葬場でお買い求めするのではなく、火葬場へお弁当を持ち込む方が多いです。
多くの葬儀社が、段取り、配膳までを代行してくれます。
5.収骨
斎場職員から収骨時間の知らせが入ると、収骨室へ移動します。
喪主をはじめ、親族が交代で遺骨を骨壷内に収めます。
一つ一つ丁寧に説明してくださる職員の案内を聞きながら行いましょう。
広島では全ての遺骨を収骨はせず、一部の遺骨のみ骨壷に収めます。
6.出発
収骨を終えると火葬場を出発です。
ここで解散し、各々が帰路へ着く場合もありますし、葬儀場・自宅に戻ってから初七日法要を行う場合もあります。
火葬場へ向かう際に気をつけたいこと
ここからはそれぞれの場面での注意点を解説していきます。
まず火葬場へ向かう際に気をつけたいことです。
火葬場の場所
これは本当の話ですが、あるお葬式でA火葬場へ向かったのですが、ご親族のお一人だけB火葬場へ向かってしまいました。
火葬場の場所は事前に確認し合っておきましょう。
火葬場への交通手段
火葬場へ行く手段は、どうするのか。自家用車で対応する場合は、誰の自家用車を出すのか、合計何台出すのか、そこまで決めておきましょう。そして出発の時も何台で出発したのか確認は必須です。
理由としては、自家用車が何台出たのか把握していないと、火葬場到着時に点呼が出来ないからです。
火葬場へ誰が行くのか
誰が火葬場へ向かうのか、合計何名なのか、出発時に把握しましょう。
こちらも把握していないと火葬場で点呼が取れません。
・コロナ禍では人数を最小限
コロナ禍では、多くの方が火葬場へ向かうことは避けましょう。
最低限の人数で行くことが求められていますので、協力をしましょう。
お寺様は同行されるのか
広島県ではお寺様が、火葬場へ同行される場合もあります。
火葬前に、火葬炉の前で読経を行なっていただきます。
予め同行される予定なのかどうか、確認が必要です。
火葬場に着いたら気を付けること
全員揃っているのか
火葬場へ着くと、まず全員揃っているのか、点呼が必要です。
最後のお別れに間に合わない
火葬炉の前で最後にお別れの時間があります。
これに渋滞で遅れて間に合わない、道に迷って間に合わないということもあります。
間に合わない方を待ちたい心情はとても理解出来ますが、正直待つことは困難です。
予め予約した時間を守らないと施設全体に迷惑がかかってしまいます。
ですから、後から遅れてしまう人を出さない工夫と、後から遅れてしまうことは最後のお別れには参加出来ないことを予め認識しておくことが必要です。
対面出来ない場合もある
火葬炉の前で最後のお別れはありますが、棺に蓋が開いて対面できるとは限りません。
近年、対面出来る火葬場は広島県も少なくなっています。
心残りのないようにお葬式でしっかりご対面しておきましょう。
また、この場面で対面が出来るのかどうか、事前に葬儀社スタッフへ確認しておきましょう。
火葬場での待ち時間で気を付けること
食事
火葬場では、待ち時間が1時間15分〜1時間30分あります。
待ち時間に食事をする方が多いのですが、コロナ禍では極力控えるよう求められています。
どうしても食事を行う場合は、隣の人との会話をせず静かな会食をしましょう。
湯茶
お弁当を食べる場合、お茶はどうするのか。事前に確認しておきましょう。
火葬場に無料で設置されている所もあれば、自分達でやかんに湯を沸かしてお茶を作る所もあります。
火葬場で有料のペットボトルを購入する方、葬儀場からキーパーにお茶を入れて持ち込む方もいらっしゃいます。葬儀社に確認をするとよいでしょう。
火葬場を出発する際に確認すること
遺骨を持つ人、写真を持つ人が必要
帰りは遺骨を持つ人と遺影写真を持つ人が必要になります。
誰が持つのか確認をしておきましょう。
埋葬許可証を大切に
斎場職員からいただく埋葬許可証は、再発行が出来ません。
納骨する時に必要な書類になりますから、紛失しないように大切に保管してください。
誰がどこへ保管するのか、周囲も知っておくと良いと思います。
この後の日程
火葬場から葬儀場へ戻って初七日法要がある場合、自宅へ戻る場合もあります。
場合によってはお寺へ寄って初七日を行うこともあります。
参加する方で共有を図りましょう。