直葬(火葬のみ)の流れと場面別の注意点|喪主になった時
更新:2022.04.16
お葬式は、喪主になった時と参列者で参加する時とでは、全く違います。
それは葬儀を簡素化したイメージのある直葬においても同様です。
人がお亡くなりになると慌てるのが普通です、精神状態も通常時とは異なります。
将来直葬を行った場合に流れや場面別の注意点について、ご家族が知っておくことで参考になる情報を解説させていただきます。
直葬とは
直葬とは、宗教的儀式を行わない葬儀で、且つお亡くなりになってそのまま直接火葬場へと向かい火葬のみを行う形式を本来指します。
死後24時間経過しないと火葬できない法律があるため、一旦自宅や葬儀会館、火葬場で安置後に火葬となることが多いです。
最も低価格で済む葬儀形式として需要も高まっています。
火葬前に火葬場で簡単な読経を行っていただくプランも最近では登場しています。
では直葬を行う場合、どんな流れで進むのかを見ていきましょう。
直葬 前日の流れ
前日は、主に翌日のお別れ〜火葬に向けた準備を行います。
・葬儀社との打ち合わせ
・火葬料など現金の準備
・参列者へ日時の連絡
・喪服の準備
・故人を見守る(葬儀社もしくは家族)
直葬前日の注意点
故人の安置場所
故人を葬儀社がお預かりして安置の場合は、故人の事は葬儀社へお任せで大丈夫です。
故人を側で見守りたい場合は、共に過ごせる部屋が必要になります。
葬儀社に用意していただく場合は、追加料金が発生することが多いので、料金を確認しましょう。
参列予定者の把握
翌日の参列予定者の人数を把握しておきましょう。その方々が出棺時に火葬場へ同行するのか、その場合どのようにして火葬場へ向かうのか、決めておきましょう。
食事の必要有無を確認
火葬場に到着後、火葬の待ち時間が1時間〜1時間30分発生します。
その間に食事をする場合は、弁当を持ち込みするのか、火葬場の売店で対応するのか(売店がある場合)考えておきましょう。葬儀社へ相談が望ましいです。
香典の取り扱い
何も言わないと香典を持参される親族もいらっしゃいます。香典をいただいた場合の対応を考えておきます。
お断りする場合は、予め日時の連絡の際にその旨を伝えましょう。香典を受け取る場合は、会葬礼状や会葬御礼を用意するのかどうか決める必要があります。
直葬の場合、香典は受け取らず行われることが多いです。
花や棺に入れてあげたいもの
翌日のお別れの際にお花を入れる場合は、葬儀社へ用意を依頼するのか、家族で用意するのか決めておきましょう。その他にも棺に入れて差し上げたいものがあれば用意しましょう。
読経の有無を選択
出棺前に簡単な読経をあげるプラン、あるいは火葬前に火葬場で簡単な読経をあげるプランも登場しています。
読経を希望する場合は、葬儀社へ相談しましょう。その場合、お布施の準備として現金が必要です。
直葬は簡素だと思われがちですが、実際は喪主の立場では前日にこのように決めておかないといけないことがたくさんあります。
直葬 当日の流れ
次に直葬の当日を解説していきます。
当日に行われること
・葬儀場へ集合
・お別れを行う
・出棺〜火葬場〜収骨
・解散
直葬 当日の注意点
集合時間
集合時間はお別れの時間に余裕があるように集まりましょう。集まってすぐ出棺となるのは避けたいものです。
読経を行う場合
簡単な読経を行う場合は、集合時間を少し早めておきましょう。お布施を忘れずに持参しましょう。
忘れ物に注意
お別れの時にお花や棺に入れて差し上げたい物を用意している場合は、忘れず持参しましょう。
湯茶の確認
出棺後、火葬場での待ち時間で食事を振る舞う場合、湯茶の用意をどうするか葬儀社へ確認しましょう。多くの火葬場では湯茶の設備が整っています。
解散場所の確認
解散をどこで行うか、考えておきましょう。
1収骨後、火葬場で解散する
2収骨後、葬儀場へ戻って解散する
3収骨後、自宅へ集まって解散する
特に宗教的儀式がありませんので、火葬場で解散するケースが多いです。
書類は大切に保管
火葬場を出る前に、火葬を終了したことを証明する火葬(埋葬)許可証をいただきます。納骨の際に必要になりますので、大切に保管しましょう。
直葬の正しい認識
これから直葬をお考えの将来喪主になるかもしれない方へ、正しい認識を持っていただきたいので、直葬についてまとめさせていただきます。
・直葬とは、火葬のみと言われるが、前日に決めておかないといけない事は意外と多い。
・火葬のみと言われるが、お別れの時間も希望によっては読経の時間もある。
・当日の準備をきちんとしていないと当日に困ることがある。
直葬を行って後悔した方は、ほとんどこの準備不足が原因です。原因は遺族ではなく、葬儀社のアドバイス不足です。
・価格の安い葬儀社が安かろう悪かろうではありません。金額の高い葬儀社のサービスが良いというものでもありません。
直葬というセレモニーにどれだけ親身に誠実に対応してくれるスタッフかどうかで決まります。
命の重さに大小はありません。
そこに真摯に向き合う葬儀社と出会うために、お電話でも構いません。事前に相談してみることをおすすめします。
以上で直葬の流れについては終わらせていただきます。下記の記事では、直葬のメリット、デメリット、費用について詳しくご説明させていただいてますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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